二つの河




昨日から降り続く雨は強さを増して
僕らの部屋の窓を一層強く揺らすよ


雫に映った眩い光たちは
今の僕には辛いだけ


窓を伝って雨粒たちは
一筋の河を創り
思い出に浸ってその場にとどまることを
許しはしない


一度は分かれたこの流れが
止まる事無くかさを増して
いつか遠い未来にも二つの河が
もう一度交わるように
僕は今はただ願っている



変わってしまう事が怖くて駄々をこねて
それでも時間は勝手に過ぎて行くの


歩き疲れて足が止まっても
この流れに身を任せ
曇った心の汚れを洗い流して
もらえばいい


振り返らずに歩いていてね
いつかきっと追いつくから
この別れが終わりじゃないんだよ
逢えるよ


一度は分かれたこの流れが
止まる事無くかさを増して
いつか遠い未来にも二つの河が
もう一度交わるように
僕は今はただ願っている

だから変わる事を恐れないで